もともとはスラックラインの練習用に開発したスラックレールですが、みなさまのおかげで、多方面に導入頂く事ができました。 この記事では、そんな開発背景にあった「スラックライン」の練習に、なぜスラックレールが効果的なのか、これまでたくさんのスラックライナーさんたちとお話ししてわかった内容と合わせて、3つのポイントに分けてご紹介致します。
1.スラックラインに乗る姿勢が自然と身につく
スラックレールに上手く乗るためには、両手を高く上げ、肩甲骨を使ってバランスを取る必要があります。写真にもある通り、この姿勢が実はスラックラインに乗る基本姿勢と同じなんです。 発泡ゴムの程よい反発力と、スラックレールの形状が、スラックラインの上と同じような不安定さを生み、日頃からスラックレールを使うことでこの姿勢が自然と身に付き、比較的スムーズにスラックラインに乗ることが出来ます。
こちらは、商品パッケージの裏面にも記載がある『スラックレールの基本的な乗り方』です。
「背筋はまっすぐ」「目線は前に」「手と肘を肩より上に上げる」とスラックラインに共通する姿勢である事がわかるかと思います。
また、スラックレールを使ったトレーニング方法も、「片足・両足立ち」「歩く」「しゃがむ」と、どれもスラックラインで実際に取る姿勢になっています。
基本姿勢からトレーニング方法まで、全てにおいて共通しているのが『身体の軸』を強化する運動であるという点です。 「体幹」や「バランス」という言葉と比べると、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、スラックラインに限らず全てのスポーツで、パフォーマンスの向上に必要とされる『身体の軸』を強化するためにも、スラックレールは効果を発揮します。
2.集中力が養える
幅わずか5cmのスラックラインの上に安定して乗るために「体幹」「バランス」と同じくらい必要なのが「集中力」です。
前述の姿勢とも通じるところがありますが、重心を安定させて、正しい姿勢を長時間キープしなければスラックレールには乗れません。
良い姿勢の人は呼吸も上手です。上手な呼吸は、副交感神経を賦活して気持ちを落ち着かせるのに効果的です。スラックレールの効果の1つに「集中力」があります。心を落ち着かせて、ゆっくり安定して乗ることを意識しましょう。
「医学の観点からもコメントを頂きました!」
こちらの、理学療法士の阿部先生のコメントにもある通り、スラックレールには「集中力」を養う効果があります。 スラックラインの基本姿勢を合わせて、集中力を養うことで、スラックラインの練習に繋がります。
3.コンパクトかつ安全
自宅でスラックラインを練習するための定番アイテムに、スラックラックというミニチュアのスラックラインのような商品があります。
これをご自宅で設置・保管できる場合は、こちらもおすすめですが、幅が3m〜4mくらいで設置に場所が必要になってしまいます。
また、金属または木製の物が多く重量もあり、保管場所がある程度必要になるので、初めての方にはちょっとハードルが高いかもしれません。
スラックレールは、そういった問題を解決し『いつでも、どこでも、みんなで』使用できるように開発した商品です。
重さは、わずか200g。発泡ゴムで出来ていて、お子様でも安心してお使い頂けます。
「スラックラインの練習を自宅で手軽に始めたい!」
「スラックラックはちょっと高いかな…」
「子どもだけでも、安心して練習できるアイテムがほしい。」 そう考えている方にはピッタリの、自宅でスラックラインを練習するためのお手軽アイテムです。
共同開発はスラックライン推進機構
最後になりましたが、スラックレールは一般社団法人スラックライン推進機構と共同開発した商品です。
日本でのワールドカップ開催など、全国でスラックラインの普及活動を行う、スラックラインのプロフェッショナルたち監修のもと、スラックラインの練習に効果が見込めるように開発してきました。
その影響もあり、数多くのプロライダーたちにも体験して頂き、その難しさと効果を立証してきました。 そんな一般社団法人スラックライン推進機構の代表理事である林映寿さんと、過去に対談した記事がありますので、こちらも是非ご覧ください。
最後に
スラックレールは、現在フィットネスやスポーツ、教育現場などへの導入が進んでいます。
どの分野にも共通して「見た目からは想像もつかない難しさ」が、ご好評を頂く要因になっていると強く感じています。
スラックレールという商品は、見た目は”ただのかまぼこ”のように見えますが、一度体験してみると上手に乗る事の難しさがわかります。
スラックラインの練習を自宅で始めたいと考えている方には、高価な専用商品を買う前に、一度スラックレールを試して頂きたいと思います。
設置・保管に場所が必要なく、コンパクトで持ち運びも便利なので、お子様からご年配の方まで幅広くお使い頂けます。 スラックラインの練習には、ぜひスラックレールをご検討ください。