この度、スラックレールがご高齢者の転倒予防に効果があるとして、株式会社geneが発行する『訪問リハビリテーション』に調査結果とともに掲載されました。
掲載誌内には、スラックレールを「バランストレーニング用具」として、独自に転倒予防プログラムを行って頂き、バランス能力に差があるか否かの効果検証と満足度を調査した結果が掲載されています。
以下は、一部抜粋ですが、スラックレールがバランス能力の向上に効果がある事がわかりやすく記載されているので紹介させて頂きます。
検証した結果、バランス能力が有意に向上していることがわかった。高齢者は、足関節より股関節での動作戦略を用いることが多く、不安定板を用いた立位においても、わずかな動きに対応することが難しいことが述べられている。
しかし、不安定板を用いた練習の方が、通常のバランス練習より側方への重心移動が改善する報告もあることから、不安定要素を含んだバランス練習は必要と思われる。そのため本研究では、不安定板よりも難易度が低いバランストレーニング用具を用いたバランス練習を選択した。
半円状であることから円状の物より安定、加えて発泡ゴム製のため体重を受けた分で沈み込むことから個人の能力によって難易度の調整が可能である。これにより、足関節制御を使用することができ、FRやSFBBSが有意に向上した可能性がある。
<体裁・発行日>
株式会社gene発行
「訪問リハビリテーション 8-06号」B5判・80P
ISBN: 978-4-905241-49-2